田舎にあるような昔ながらの日本家屋にしたかったというU様。
格子窓をあしらった料亭のような外観で、ご友人から「家をみせてほしい」と頼まれることも多いそうです。
家づくりの中でこだわったのは、高齢者の一人暮らしでも使いやすい家。
手すりや階段まわりなどそのポイントは随所に見られ、竣工から8年経った今でも住み心地は快適と太鼓判をいただきました。
家づくりの始まりを教えてください。
U様「前の家は地震に耐えられないほど古い家だったので、退職など色々な条件が重なった時に、家を建て替えるいいタイミングだなと思って探し始めました」
薄倉「3.11の時はすでに現在の家に住んでらっしゃいましたよね」
U様「おかげさまで、ほとんど被害はありませんでした。家具も造りつけのものが多いので、物も全然落ちなかったんですよ」
薄倉「TIP工法は大きな揺れにもしっかりと耐えられる強さがありますから。それを聞いて安心しました」
U様「ウスクラ建設さんに伺ったのは『いい家が欲しい』という本を読んだことがきっかけでした。最初に本の著者・松井さんのところに連絡をしたら、御社を紹介いただいて」
薄倉「そうでしたね」
U様「でも実は、最初からウスクラ建設さんを信用していたわけではないんです。2回ほどお話を伺いに行って、それでまだ悩んでいました。でも3回目に実際建設現場へ見学に伺った時、ちょうど薄倉さんと設計士の横島先生、棟梁の田中さんが揃っていらっしゃって。みなさんにそれぞれお話を伺ううちに、あぁ、この方たちなら大丈夫だなって確信しました」
実際に家づくりをされてみて、いかがでしたか?
U様「私は建築について素人だったので、メールとFAXのやりとりは膨大な量でした(笑)。一回一回、これは何ですか?って些細なことまで質問しましたよね」
薄倉「U様からいただいたFAX、まだ残っていますよ」
U様「わぁ、懐かしいですね。私は田舎にあるような和風の家にしたかったんです。設計の横島先生はこちらの要望を汲んでくれた上で、細かなところまでこだわって下さいました」
薄倉「U様の家は特に外観が素敵ですよね。一見料亭のような雰囲気で」
U様「格子窓はとても気に入っています。竣工後に横島先生がご家族を連れてこの家を見にいらっしゃったんですよ。きっと先生ご自身も思い入れがあったんじゃないかと思いま
す」
具体的にこだわった部分はどこですか
U様「私は一人暮らしですし、この家を建てたのは60歳を過ぎていたので、ゆるやかな階段のつくりや手すりの設置など、高齢になっても一人でも生活できるよう配慮していただきました」
薄倉「2階の回廊もいいですよね」
U様「全ての部屋をぐるりと回れるようにしたかったんです。これも田舎風なのかもしれないですけど(笑)。とても便利ですよ」
現在の住み心地はいかがですか
U様「冬がとても快適ですね。夜トイレに起きても廊下まで暖かいから全然億劫じゃありません。それと、新築特有の木の香りが建ててからまだ続いています。これはお友達が遊びに来た時に驚いていましたよ」
薄倉「長年住んでいると、その家独特のにおいが染みつくものですけど、この家にはそれがないんですよね。効率の良い換気の効果だと思います」
最近導入した太陽光発電はいかがでしょうか。
U様「今日はどれくらい電気を作って、どれくらい電力会社に売っているんだろうって、毎日モニターを見るのが楽しみになっています。夏は日照時間が長いから、毎月1万円以上も電気を売っていたんですよ」
薄倉「U様は丁度、補助金が沢山出るギリギリの時期に設置出来たので、それも良かったと思います。補助金はだんだん減ってきますが、今後のエネルギー資源の面でもやっぱり太陽光発電は有効ですよね」
U様「最初はたしか薄倉さんが定期点検に来て下さった時に相談したんですよね。ウスクラ建設さんにお願いしてよかったなって思うのは、引き渡し後もそうやって頻繁に顔を出して下さるところです。うちなんて言え建ててから、もう8年も経つのに、来ていただくと、照明を直してもらったり、電池を交換してもらったり、つい色々お願いしちゃうんです(笑)。一人暮らしだと一人でできないことがたくさんあるから、とても頼りになりますね」